“働く意味”と“見据える将来”

“働く意味”と“見据える将来”

2021年7月21日(水)に行われたイベントのレポートです。

本イベントではZINZIEN所属メンバーに、各企業で活躍し輝いている“スター社員”を連れてきていただきました。
そうして集まった「社員」とイベントに興味を持った「学生」が対等な関係で対話をすることで、
双方にとって何か発見を持って帰られるような時間を創ってもらうことがイベントの目的でした。

イベントでは大きく2つのテーマが話し合われました。
早速1つ目から見ていきたいと思います。

なぜ働くのか、なぜ働いているのか

「おぉ」と学生さんも社員さんも初めからかなり重めのテーマに驚き。

・今は、単純に楽しいから。働きたい人と働いているから常に楽しく働けている。
・自分自身を成長させたい。かつ相手のために何かをやりたいから。
・今は、未来や将来の子供たちに自分を通じてより良い未来への架け橋を作りたいから。

社員さんから出た言葉には、“今は”という枕詞が頻繁に見受けられました。
年齢を重ねるごとに、立場が変わり、価値観が変わってくることがわかります。
今あるそれぞれの働く意味も、また時を経て変わっていくものなのかもしれませんね。

一方、学生さんからはこんな声がありました。

・自己実現のため。自分が1番幸せを感じられる環境が仕事の場にあると感じている。
・半分は先に社会人になっている大学の先輩のようになりたい、という憧れ。もう半分は身近な人を幸せにしたいから。

1つとして同じ答えはありませんでした。
答えのない問いですが、それぞれが“自分にとっての働く理由”と向き合っていることが素敵ですよね。

ここで1人の学生さんが問いを投げかけてくれました。
「お金と働くに関してはどう思いますか?」

確かに、働く理由を聞かれてお金に言及したメンバーは1人もいませんでした。
ここでは社員さんたちが問いに答えました。

・家庭が暮らしていける最低限のお金があればいいと思っている。
・給料が半分になるとわかっていて転職したが、今の職業での生き方の方が豊かだと感じている。
・生活をしていく上で最低ラインのお金は必要。ただ、あくまでお仕事の対価としてもらえるのがお金だと考えている。
・お金を目的にするのは個人によって是非があると思うが、若い時はお金をモチベーションに頑張る時があってもいいと思う。

お金は手段であり、“豊か”や“幸せ”に直結するとは限らないという強いメッセージを感じます。

そして話は2つ目のテーマへ移ります。

どんな将来・未来を見据えているか

キャリアステップという言葉もよく聞きますが、就職活動でも面接などで尋ねられる場面があるのではないでしょうか。

社員さんからはこんな答えが返ってきました。

・理想像というものは、昔より崩れてきていて、「こうなりたい」を目指している感覚ではない。前年度よりもさらに成長していたい。成長軸でできることを常に追い求めて実践している日々。今後、自分の周りの人に同じ考えが派生したらいいという想いはもっている。
・個人として「こうなりたい!」という想いは新卒の時と比べて薄くなった。それよりかは、会社が大きくなることと大好きな社員たちとこの先も働いていくことを未来に見ている。

「何年後にこうなっていて、そのまた何年後にはこんなことをしていたい。」
そんな計画を立てることがより良いと見られがちですが、そんなことはないのではないかと気づきを与えてくれる答えでした。
一方で、答えてくださった社員さんは新卒時代には個人としての”なりたい姿”があったというのも印象的でした。

ここで、学生さんから質問がありました。
「今の自分はやりたいことがないのですが、その理想像無しに今の興味関心で歩んでいくのは危険でしょうか?」

一般的に、未来を見据えそこから逆算をする、という意見が多いため、
やりたいことがわからないことに悩む学生さんは多いのではないでしょうか。

この質問に社員さんたちは「危険じゃない」と答えていました。

・そもそも自分の明確な理想像ややりたいことも、誰かとの対話やコミュニケーションをする中で描いていくものだと考えている。まずはその対話をできる”誰か”の存在が必要。そういう出会いがあり、理想像ややりたいことが生まれてくるものだと思う。

人は1人では何もできない、とよく言いますが、自分自身のことでさえ人と対話することによって深く理解し磨いていけるのかもしれませんね。

最後に

社員さんから学生さんへ向けた熱い言葉でイベントは幕を閉じました。
取り扱ったテーマは答えのない漠然としたものでしたが、答えがないからこそ向き合っていくことが必要だと感じます。
ZINZIENメンバー一同、学生の皆さんが輝いていくことを全力で応援しております。

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