大切なことは“未来”創る若い世代へ携える武器を渡すこと

大切なことは“未来”創る若い世代へ携える武器を渡すこと

十人十色なZINZIENメンバーの経験・価値観を紐解くインタビュー企画 第4弾!

今回インタビューをさせていただいたのは、
株式会社ベイクルーズ 人材統括 採用担当の早野 彰二さん

早野さんは、ベイクルーズグループの飲食部門に学生アルバイトとして入社。その後、大学4年時にグループ内の人事部門へ異動。労務担当として10年従事した後、人事企画・採用を担当。当時、約900名の規模から6000名へと拡大した会社の成長を人事としてサポート。現在は、主に新卒採用の採用戦略策定等に従事されています。

ー大学生の内に人事部門に所属されてたんですね!そこまでにどういった経緯があったのでしょうか?

大学4年生の時に、ベイクルーズグループの飲食部門にあるハンバーガー屋でアルバイトをしてたのですが、そこにベイクルーズの人事の方がよく来店してくれていたんです。自分自身が就職活動をしていたこともあり、企業の人事の方にはそれまで何度もお会いする機会があったのですが、ベイクルーズの人事の方々はなんだか特別かっこよく見えました。しかも、その人事の方々が集める人材もまたかっこいいんです。そのうち「どうやってこんなかっこいい人たちを集めて、育てあげて、活かして、会社と個人の両方を成長させているんだろう。」と興味を持つようになりました。

当時、異動希望制度があったので、「人事部門に異動したい」と異動希望を出しました。面接などをして、卒業の数ヶ月前に人事に異動できることが決まりました。

ー行動力がすごいです…!そこから10年担当された労務の経験は、現在の採用担当としてのお仕事にどう活かされていますか。

まず、労務担当をして一番磨かれた視点は「効果と効率」を考えることだったと思います。

私が入社した頃のベイクルーズの従業員数は1000人に満たなかったのですが、今は6000人います。規模が大きくなるほど、圧倒的に業務を効率化させながら、しっかりと効果を出す必要がありました。労務担当として効果を出す、というのは従業員が不安なく働ける状況をいかに作り出せるかということでした。ここに10年間徹底的に向き合い続けました。

そうして「効果と効率」を考えることが習慣化したことは、採用の現場にいる人事としても活きているなと感じています。採用の場は特に、効果的だけど効率的でないものもたくさんあります。ただ、そのバランスを考えたところに、アイデアなどクリエイティブ要素を取り入れることで、より良い採用に繋がっていくと感じています。

ー労務と採用を合わせて、16年間人事部門で働いていらっしゃる中で、大変だったことは何でしょうか。

いや〜全部大変でした!(笑)
新卒で入社して、本当に右も左もわからなかったので、細かい礼儀や作法はもちろん、先ほどお話しした「効率と効果」は学生時代に経験したことのない考え方でした。決められた時間と自分の能力など限られたリソースでやり抜くことがすごく大変でした。

そして、ひとつの関門を抜けても、また次の関門があります。採用の人事になってからは、生みの苦しみにぶつかりました。労務で身につけた「効率と効果」に偏りすぎるとオペレーションっぽくなってしまって、つまずいたりして。アイデアを生み出すクリエイティブな部分は未だに悩むこともありますし、第二の関門でしたね。

ー関門を乗り越えながら、人事というお仕事を通して変わった価値観はありますか。

言葉にするのは難しいですが、「人」という言葉への考えは変わったように思います。

ベイクルーズの経営理念には「すべてにおいて“人”ありき」というものがあります。一人ひとりの個性や価値観、日々の仕事内容が、会社そのものに反映されていく。言葉でいうには簡単ですが、人事の仕事をすればするほど、「“人”ありき」という言葉の奥深さに気づくようになりました。

「“人”ありき」という捉え方が、労務、採用、経営において人それぞれにあって、相互に繋がっているけどもそれぞれ違うと思うんです。

ここを昔の自分はもう少し軽いタッチで考えていたなぁと思います。

ー多くの関門や変化がある中、早野さんが人事を続けていらっしゃる理由は何でしょうか?

今は、「これからの会社やファッション業界を作っていく次の世代の手に携えるものをどうやって渡して行こうか」ということを考えています。

会社だけではなくて、業界や仕事のことを知って欲しいし、好きになって欲しい。ただ、そうやって深く掘り下げていくと必ず壁にぶつかる。その時に手助けになるような武器を渡したいという想いで新卒採用の人事をやっています。

これはベイクルーズに入社する人に限らず、関わった学生の方全員に対して思っていることです。もちろん、入ってくれて一緒に苦しみやそこから生まれる幸せや面白みを感じられたら最高ですよね。

ー今後、早野さんが取り組んでいきたいと考えていることを教えてください。

先程の次世代に対する想いの話に繋がるところもあるのですが、自分自身がファッション業界にいるので、そこで「挑戦したい」という人を増やしていきたいと思っています。

挑戦の形はいろいろあると思いますが、一緒に新しい風を吹かせられるようなことをやっていけたら嬉しいです。

ー最後に、早野さんが就活生に伝えたいことを教えてください!

2つあります。

1つ目は、「自分で選んだ道をどう正解にできるか」に向き合ってほしいということ。
就職活動では、人生における大きな決断を経験すると思います。その時に自分が下した決断をどう正解にするかということに逃げずに向き合ってほしいと思います。これは1人で悩むことではなくて、会社の人事の方や先輩、大学のOBOGの方など、色んな方と対話をして時間をかけて進めてほしいです。

2つ目は、世の中のラベリングに囚われないでほしいということ。
「〜世代」みたいな括りが多くあるなと感じています。それらは過去の事例や傾向だったりすると思うんですけど、そういった前例や周りが決めた可能性に囚われず、むしろ打ちこわしていって欲しいと思っています。

<ベイクルーズ株式会社>

ホームページ
https://www.baycrews.co.jp/

採用サイト
https://www.baycrews.co.jp/recruit/

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